幸福の定義
「幸福の定義は明確か?」
このような質問を突発的にされたら即座に答えられるだろうか。。。
もしも、あなたが即座に答えられないのであれば、幸福になれる日は確実に遠くなってしまう。なぜなら、定義が明確ではないゴールへ向かってスムーズにボートを漕ぐことができないのが人間だからだ。
例えば、自分のタイプの異性が明確な人と、自分のタイプの異性が曖昧な人では、圧倒的に前者の方が理想の相手と恋愛できる可能性が高くなるだろう。あるいは、志望校が明確な生徒と、志望校が決まっていない生徒では、受験勉強の質に大きな差が生じてしまうことは当然の結果である。
なので、どのような目標設定であったとしても可能な限り明確にするというプロセスを辿ることが、目標達成のスピードアップをする為には欠かせない。
ところが、
誰しもが「幸福になりたい!」と思っているのに対し、その「幸福の定義」が明確でない人が非常に多い。人生において非常に重要な項目にあるにもかかわらずだ。
だからこそ、あなたには自分の「幸福の定義」を今すぐにでも明確にしてほしい。その為の大きな第一歩は「幸せの定義」について考えてみようとしてみることだ。至って単純な行為になるのだが、その効果は絶大である。
・・・とは言っても、今から急に考えるのは難しいかもしれないので、幸福というものについて少し科学的なお話しをしていきたいと思う。あなたの「幸福の定義」を明確にする為のヒントにでもなれば幸いだ。
アメリカの心理学者が研究した方程式で、
幸福の方程式(H=S+C+V)
というものが存在する。
Happiness(幸福感)=Set range(設定範囲)+Circumstances(状況)+Volitional activity(意図的な活動)
そして、その幸福感における全体の内訳は、50%は遺伝子の設定範囲、10%は現在の環境、40%は自発的な行為になるそうだ。
生まれ持った先天的な遺伝子レベルが半数を占めているのだが、これはコントロールできるものではない。また、環境が変化したとしても幸福度においての影響力は10%程度しかない。
そこで、フォーカスしていくべきなのは40%を占めている自発的な行為というわけである。習慣的な考え方、感情のコントロール、言葉の選び方、行動パターンなどを見直すことによって、誰でも幸福度を高めることは可能だということだ。
幸福の5要素(PERMA)
ポジティブ心理学で有名なマーティン・セリグマン博士は、次の5つが幸福になる為には重要だと提唱している。
- Positive emotion(感情)
- Engagement(没頭)
- Relationship(関係性)
- Meaning(意味)
- Achivement(達成)
つまり、
「常に前向きな感情を持ち、無我夢中に没頭できることを見つけ、豊かな人間関係を構築し、自分が生きている意味を明確にし、様々な達成を繰り返す人生こそが、あなたの幸福度を高めてくれる!」
そう言っているわけである。
さぁ、あなたも今すぐに「幸福の定義」を明確にし、あなたの「幸福度を高めてくれる旅」へと舵を取ってほしい。
大丈夫、お前なら絶対にできる!
じゃあの!